東京には、本土部の山地から低地に至るまでのさまざまな地形や海に囲まれた島しょにおいて、原生的な森林や人の手によって維持されてきた里山、市街地など多様な環境があります。そこにはそれぞれに応じた生きものがおり、人々の暮らしがあります。外来種対策を実施する目的は、こうした東京の生物多様性を確保するとともに、人の生命及び身体の保護並びに農林水産業の健全な発展を図ることにあります。
東京都では、環境省や区市町村などの関係機関と連携して、外来種被害を防止するための取組を行っています。
外来種への対策では、発生した被害の拡大を防ぐ「防除」だけでなく、そもそも被害を発生させないための「予防」も重要です。
外来種被害の予防に向け、環境省では以下のような「外来種被害予防三原則」を作成しています。市民・事業者・行政それぞれがこの原則を心にとめ、行動することが重要です。