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危険な外来生物
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セアカゴケグモ
【国内における確認状況】
・45都道府県で確認されている。
【生態:生息地など】
・日当たりが良い場所や暖かい場所にある物陰や隙間に生息
・昆虫等を捕食
●注意すべき場所の例
・ベンチの裏
・自動販売機の下
・ブロックやフェンスの隙間
・エアコンの室外機の下
・排水溝のふたの裏や側面
・外に置いてあるサンダルの中 等
【形態:大きさや特徴】
・雌の体長は約7~10mm 雄の体長は約4~5mm(体長とは、頭部の先から腹部の先までの長さであり、足の長さは含まない。)
・毒性が強く、有害なのは雌のみで、雄は毒が弱い。
・全体が黒色で、大きな球状の腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。
・腹面に赤い砂時計状の模様がある。
【原産地・分布】
・原産地はオーストラリア
・国内分布:45都道府県(令和2年7月現在、国立環境研究所ホームページより)北海道、岩手、宮城、山形、新潟、福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、千葉、神奈川、長野、静岡、山梨、愛知、岐阜、富山、石川、福井、滋賀、京都、大阪、三重、奈良、和歌山、兵庫、鳥取、島根、広島、岡山、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、長崎、熊本、佐賀、宮崎、鹿児島、沖縄
※画像はクリックで拡大します。
セアカゴケグモ(成体)
“Red Back Spider Latrodectus hasselti” By graibeard
セアカゴケグモ(亜成体)
健康被害の具体例
・
刺咬
しこう
により、局所の
疼痛
とうつう
、
熱感
ねつかん
、
掻痒感
そうようかん
、
紅斑
こうはん
、
硬結
こうけつ
をきたし、区域リンパ節が
腫脹
しゅちょう
する。
・通常は、数時間から数日で症状は軽減するが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがある。
・重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じる。
被害を受けた場合の対処法
傷口を流水や石けん水で洗い、医療機関を受診
特徴・間違いやすい類似種との識別点
【セアカゴケグモの特徴】
【類似種の特徴】
類似種(1)オオヒメグモ
類似種(2)フノジグモ
“Synaema globosum”By joaquinportela
類似種(3)マダラヒメグモ
“Steatoda triangulosa”By promiseminime
駆除方法
・ピレスロイド系の家庭用殺虫剤を散布する。
・皮膚に触れないように靴等で踏み潰す。
・熱湯をかける。
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがあるもの)
7種類
セアカゴケグモ
ハイイロゴケグモ
カミツキガメ
アカカミアリ
ヒアリ
キョクトウサソリ
クロゴケグモ
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがないもの)
10種類
カナダガン
タイワンハブ
アトラクス属
(シドニージョウゴグモ等)
ハドロニュケ属
(キノボリジョウゴグモ等)
ドクイトグモ
イエイトグモ
ブラジルイトグモ
ジュウサンボシゴケグモ
コカミアリ
ツマアカスズメバチ