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危険な外来生物
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ジョウゴグモ科ハドロニュケ属の全種
【国内における確認状況】
・国内で見つかったことはない。
【生態:生息地など】
・夜行性で、甲虫やゴキブリ、トカゲなどを捕食する。
・枯れ木や石の下や割れ目などに営巣する。
・住宅街では、岩を多く配置した庭や低木が密な庭を好み、芝地などの開けた場所での営巣はほとんど見られない。
(いずれも海外事例を参考)
【形態:大きさや特徴】
・体長は種により異なるが、最大で50mm程度(体長とは、頭部の先から腹部の先までの長さであり、足の長さは含まない。)
・背甲には光沢があり、
中窩
ちゅうか
は深く曲がっている。
・
背眼
せがん
は頭部前方中央部に集中する。
・
糸疣
いといぼ
は4つあり、このうち後方のものが最も大きい。
・
口器
こうき
の中で
下唇
かしん
には短く、鋭くはない
棘
とげ
が生えている。
【原産地】
・原産地はオーストラリア東部、南部
※画像はクリックで拡大します。
キノボリジョウゴグモ(ハドロニュケ属の一種)
“Hadronyche cerberea” By Alan Couch
動画を視聴する
Funnel-web Spider on Prowl, By Peter Kuttner
健康被害の具体例
・
剌咬
しこう
後10 分以内に、
悪心
おしん
・ 嘔吐・腹痛・発汗・
流涙
りゅうるい
などの症状が現われる。重篤な例では、全身
痙攣
けいれん
をきたし、呼吸困難に陥る。
・ジョウゴグモ刺咬症は、オーストラリアの代表的なクモ刺咬症で、抗血清生産以前の1927年から1980年までに少なくとも13件の死亡例が確認されている。
被害を受けた場合の対処法
医療機関を受診
特徴・間違いやすい類似種との識別点
【
Hadronyche
(ハイドロニュケ)属の特徴】
【間違いやすい類似種との識別点(1)】
【間違いやすい類似種との識別点(2)】
【類似種】
スペイン南部原産で周辺国で外来種として定着した
Macrothele calpeiana
(類似種)
Mygalomorphae, Macrothele calpeiana By gail hampshire
駆除方法
・ピレスロイド系の家庭用殺虫剤を散布する。
・人家内では、ナフタレンを家具の隙間や中に入れておくと効果的である。
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがあるもの)
7種類
セアカゴケグモ
ハイイロゴケグモ
カミツキガメ
アカカミアリ
ヒアリ
キョクトウサソリ
クロゴケグモ
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがないもの)
10種類
カナダガン
タイワンハブ
アトラクス属
(シドニージョウゴグモ等)
ハドロニュケ属
(キノボリジョウゴグモ等)
ドクイトグモ
イエイトグモ
ブラジルイトグモ
ジュウサンボシゴケグモ
コカミアリ
ツマアカスズメバチ