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危険な外来生物
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ハイイロゴケグモ
【国内における確認状況】
・13都道府県で確認されている。
【生態:生息地など】
・日当たりが良い場所や暖かい場所にある物陰や隙間に生息
・昆虫等を捕食
●注意すべき場所の例
・ベンチの裏
・自動販売機の下
・ブロックやフェンスの隙間
・エアコンの室外機の下
・排水溝の裏や側面
・外に置いてあるサンダルの中 等
【形態:大きさや特徴】
・雌の体長は約6~9mm 雄の体長は約3~4mm(体長とは、頭部の先から腹部の先までの長さであり、足の長さは含まない。)
・毒性が強く、有害なのは雌のみで、雄は毒が弱い。
・灰色または褐色などの丸い胴体で、腹部背面に縁取りのある斑紋が点在する。
・腹面に赤い砂時計状の模様がある。
【原産地・分布】
・世界中の亜熱帯、熱帯地域に広く生息
・国内分布:13都道府県(平成29年2月現在、環境省ホームページより)東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、山口、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄
※画像はクリックで拡大します。
ハイイロゴケグモ(背面)大きいもの:雌/小さいもの:雄
“Brown Widow Spider - Latrodectus geometricus” By Richard Crook
動画を視聴する
健康被害の具体例
・α-ラトロキシンという神経毒を持ち、
咬傷
こうしょう
被害のおそれあり
・
刺咬
しこう
により、局所の
疼痛
とうつう
、
熱感
ねつかん
、
掻痒感
そうようかん
、
紅斑
こうはん
、
硬結
こうけつ
をきたし、区域リンパ節が
腫脹
しゅちょう
する。
・通常は、数時間から数日で症状は軽減するが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがある。
・重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じる。
・人の死亡例は報告されていない(米国南部等における刺咬症事例)。
被害を受けた場合の対処法
傷口を流水や石けん水で洗い、医療機関を受診
特徴・間違いやすい類似種との識別点
【ハイイロゴケグモの特徴】
【類似種の特徴】
類似種(1)オオヒメグモ
類似種(2)フノジグモ
“Synaema globosum”By joaquinportela
類似種(3)マダラヒメグモ
“Steatoda triangulosa”By promiseminime
駆除方法
・ピレスロイド系の家庭用殺虫剤を散布する。
・皮膚に触れないように靴等で踏み潰す。
・熱湯をかける。
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがあるもの)
7種類
セアカゴケグモ
ハイイロゴケグモ
カミツキガメ
アカカミアリ
ヒアリ
キョクトウサソリ
クロゴケグモ
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがないもの)
10種類
カナダガン
タイワンハブ
アトラクス属
(シドニージョウゴグモ等)
ハドロニュケ属
(キノボリジョウゴグモ等)
ドクイトグモ
イエイトグモ
ブラジルイトグモ
ジュウサンボシゴケグモ
コカミアリ
ツマアカスズメバチ