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危険な外来生物
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ジュウサンボシゴケグモ
【国内における確認状況】
・国内で見つかったことはない。
【生態:生息地など】
・森林や低木が生育する場所よりも草原等の開放的な場所に見られる。 風雨などが避けられ、日光が当たらない適度に湿り気がある場所で、餌となる昆虫類等の小動物が獲られる場所に造網する。
・昆虫や小型の節足動物を捕食する。
【形態:大きさや特徴】
・雌の体長は、9~18mm 雄の体長は4~7mm
・雌の腹部は球状であり焦げ茶色から黒色を呈する。
・通常、13~17個の赤色の斑点が不規則に並んでいる(希に無班のものもある)。
・幼体はより薄い色をしており、赤やオレンジ、白色のストライプまたは斑点が入るなど、多様な模様をしている。
【原産地】
・ヨーロッパ~中央アジア
※画像はクリックで拡大します。
ジュウサンボシゴケグモ雌
“Black widow spider, young female”By K. Korlevic.
ジュウサンボシゴケグモ雄
“Black widow spider, young male”By K. Korlevic.
健康被害の具体例
・初期症状:一般に鋭い針で剌されたような痛みがある。 初期の痛みはすぐに治まるが、20~40分後に鈍い痛みが現れる。1箇所あるいは2箇所の刺し傷がある。
・局所症状:咬傷部は発赤がないことが多いが、紅斑と浮腫を伴うことがある。 局所の発汗がしばしばみられる。
・全身中毒症状::30分から2時間以内に激しい筋肉痛、 筋痙攣が始まる。 胸痛や腹痛があり、狭心症や急性腹症と誤診されやすい。
・イラン北部では、死亡事例も報告されている。
被害を受けた場合の対処法
医療機関を受診
特徴・間違いやすい類似種との識別点
【ジュウサンボシゴケグモの特徴】
【類似種の特徴】
類似種(1)オオヒメグモ
類似種(2)フノジグモ
“Synaema globosum”By joaquinportela
類似種(3)マダラヒメグモ
“Steatoda triangulosa”By promiseminime
駆除方法
・クモの駆除には、 一般のピレスロイド系などの殺虫剤が有効である。
・人家内では、ナフタリンを家具の隙間や中に入れておくと効果的である。
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがあるもの)
7種類
セアカゴケグモ
ハイイロゴケグモ
カミツキガメ
アカカミアリ
ヒアリ
キョクトウサソリ
クロゴケグモ
危険な外来生物(東京都内で見つかったことがないもの)
10種類
カナダガン
タイワンハブ
アトラクス属
(シドニージョウゴグモ等)
ハドロニュケ属
(キノボリジョウゴグモ等)
ドクイトグモ
イエイトグモ
ブラジルイトグモ
ジュウサンボシゴケグモ
コカミアリ
ツマアカスズメバチ