気をつけて!危険な外来生物

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危険な外来生物

アカカミアリ

【国内における確認状況】         
  • ・沖縄本島、伊江島、硫黄島のほか、兵庫県、愛知県、大阪府などでも見つかっている。
  • ・平成29年7月14日、東京港青海ふ頭でも発見された。
【生態:生息地など】
  • ・営巣できる土壌のある、裸地や草地等の開けた場所に生息する。
  • ・食性は雑食性で、甘露、草の種子のほか、小型節足動物も捕食する。
【形態:大きさや特徴】
  • ・体長3~5mm(体長とは足の長さは除く、頭部の先から腹部の先までの長さ)
  • ・体色は赤褐色で頭部は褐色のアリ。働きアリは多型を示す。
【原産地】
  • ・アメリカ合衆国南部から中米
健康被害の具体例
  • ・刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水泡状すいほうじょうに腫れる。
  • ・毒に対するアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こす場合があり、北米だけでも年間で1500件(本種を含めた“fire ant”全体の件数)近く起こっている。
  • ・1996年に沖縄島の基地において、本種に刺された米軍兵が強度のアナフィラキシーショックを引き起こした例が知られている。
被害を受けた場合の対処法

医療機関を受診

特徴・間違えやすい類似種との識別点
【アカカミアリの特徴】
アカカミアリの特徴
【アカカミアリの巣】
アカカミアリの巣
(寺山守氏提供)
【類似種】
類似種(Macrothele calpeiana:スペイン南部原産で周辺国で外来種として定着)
在来類似種例 アズマオオズアリ
駆除方法
  • ・殺虫剤(スプレーでも良いが、液剤が望ましい)を散布する。
  • ・熱湯をかける。
ベイト剤(毒餌)の使用における留意点について
  • ・ベイト剤(毒餌)の安易な使用は、ヒアリ等の定着を阻害してくれる在来アリなども区別なく駆除することになり、かえってヒアリ等の定着につながる恐れがあります。
  • ・ヒアリ等がこれまで発見されていない地域では、まずは誘引剤を含むトラップを設置し(誘引剤を使うと1日以内の設置でよい。)、ヒアリ等が発見された場合にのみベイト剤を用いて防除することを推奨します。
  • ・ベイト剤の使用にあたっては、事前に専門家に相談するなど、適切に使用してください。
被害の予防について

健康被害を防ぐため、日常生活においては以下のようなことにご注意ください。

<被害が起きやすい状況>
  • ・農作業、庭の手入れや家庭菜園など屋外での作業
  • ・野外においてあるサンダル等の靴を履く。
<予防策>   
  • ・野外での作業時にはプラスチック製の手袋を着用する等、肌を露出しない。
  • ・アリが体をのぼりにくくするために、ベビーパウダーを靴やズボンに振り掛けておく。
  • ・サンダル等を外に置きっぱなしにしない。
<ヒアリやアカカミアリのようなアリを見つけたら>   
  • ・生きた個体を手で触らない。
  • ・地元の自治体に連絡する。
  • *詳しくはこちらをご覧ください。

危険な外来生物(東京都内で見つかったことがあるもの)7種類

セアカゴケグモセアカゴケグモ
ハイイロゴケグモハイイロゴケグモ
カミツキガメカミツキガメ
アカカミアリアカカミアリ
ヒアリヒアリ
キョクトウサソリの全種キョクトウサソリ
クロゴケグモクロゴケグモ

危険な外来生物(東京都内で見つかったことがないもの)10種類

カナダガンカナダガン
タイワンハブタイワンハブ
アトラクス属(シドニージョウゴグモ等)アトラクス属
(シドニージョウゴグモ等)
ハドロニュケ属(キノボリジョウゴグモ等)ハドロニュケ属
(キノボリジョウゴグモ等)
ドクイトグモドクイトグモ
イエイトグモイエイトグモ
ブラジルイトグモ(イトグモ科の1種)ブラジルイトグモ
ジュウサンボシゴケグモジュウサンボシゴケグモ
コカミアリコカミアリ
ツマアカスズメバチツマアカスズメバチ
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